集団で生き残るための手法

社会集団とはどのようなものであるのかをまとめたいと思う。

まず、社会集団とは、互いに体系だった形で、相互行為を行う人々が形づくる集合体である。

集団は小さな結合体から大規模なものまで多様である。

 

現代に生きる私たちは必ずしも数多くの集団に所属している。

例を挙げてみると、あるときは父親。あるときは会社員。それに日本という国に属している1人の人間でもある。

このように必ず誰もが集団というものに属しており、集団の一員として機能している。

 

集団に所属しているということは、その集団の中で、悩みや不満がでてきたり、うまくいかないことが起こりうるだろう。

これは、自分と相手の考え方や人間性の違いというものが大きく関わってくると考えられるが、今回は社会学の立場から分析していきたいと思う。

 

まず、小さな集団。

2人の集団を考えてみよう。

2人の状態の時は、とても緊密である。それゆえ何か問題があると関係が非常に悪化したりと、良くも悪くもお互いに相手と親密な人間関係を築くようになる。

 

これが、3人の集団になるとどうだろう。

3人という奇数の人数は、意見が対立した場合でも、対処がしやすく、良い関係に思えるが、実はそうではないのである。

3人になると、その中で1人漁夫の利を得ようと考える人間がでてくる。

そうすると1人が権力を持ち、2人は上手く操られてしまうのである。

このように、3人の集団もなかなか上手くはいかない。

 

次に4人の集団はどうだろう。

4人になってくると、お互いの人間がお互いを見張りあって、ほどほどに良い距離を保ち、集団として上手く機能するのである。

つまり、集団を作ることになったときは4人のグループを作ると人間関係がうまくいくのだ。

 

少数集団を作ることになったときは4人のグループを作るといいだろう。

 

結果をまとめると、

2人の集団は距離が近すぎることが良くないとされる。

3人の集団は漁夫の利を得ようと、1人の人間が得をしようとわるだくみを考えたりする可能性があるところに問題がある。

4人の集団ではお互いに監視し合い、距離もほどほどのところで保つことができ、安定した人間関係が望めるということである。